第8回中四国放射線医療技術フォーラムCSFRT2012において
日本診療放射線技師会 中四国放射線技師会協議会より
奨励賞を受賞
2012,10,27
放射線技師研修会開催趣旨
研修会の立上げは、全国放射線技師野球大会が開催されることとなり、愛媛県チームの活動が決定した。野球だけでなく放射線技師としても優秀な部員が多く集まり、チーム自体の力も高かった。第1回大会の四国中国予選を完勝し、全国大会に出場した。チームワークが良く、意思の疎通がはかれた野球部は、平成7年のX線発見100年地域野球記念大会に全国優勝することとなる。野球チーム内に技師としての顔が出始め、相互に情報交換が始まった。手始めに平成5年に野球部主催のMR勉強会を開催したことが始まりとなる。その後、本会の代表者と公私を共に懇意にしている有志が集まり、“自分があるべき診療放射線技師とは”と議論を重ねるうちに、「患者さんのために最高の医療を提供できる診療放射線技師になりたい」と意見が一致した。この目的を達成するためには、基礎的な解剖学の復習から始まり、病理病態を把握し、適切な検査手法を身に付け、適切な治療へ結びつけるために研修会を実施し、また、自分たちが持つ知識経験を、多くの若い技師達に共有し、更なるスキルアップを図ることを目的とした。
平成6年3月 放射線技師研修会代表 矢野雅昭
研修会の開催要領を検討した時、“一泊二日でやろう”の声が大多数を占めた。
その理由とは、隠し事のない自分をさらけ出し、自己評価ができる環境を作りたい。であった。
一泊二日とすることとし、酒の入った懇親会に重きをおき、一緒に風呂に入り、大部屋に雑魚寝の、本当の“裸の付き合い”が設定された。
これより、“知らない、分からないことを、知りません、分かりませんから、教えてください。”と言える友達関係がうまく出来始めた。特に若い経験の浅い技師さん達には、口を酸っぱくして言いました。“聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥”です。“知ったかぶりは罪”とまで言いました。
この研修会を利用して、今興味を持って取り組んでいる勉強をほかの人に聞いてもらって、今の自分の評価を受けてください。“教うるは学ぶの半ば”といいます。自分の為に、一生懸命勉強してこの研修会で発表してください。成長していくあなたが楽しみです。
平成7年5月 放射線技師研修会代表 矢野雅昭
今度の研修会から、全国で活躍されているその道の専門分野のエキスパートの先生方をご招待し、講演願うということになりました。まずは、日本放射線技術学会など各種学会においてご活躍されております、“放射線技師はレポートを書くべきである。”の岐阜県大垣市民病院技師長の市川秀男先生をお招きすることになりました。楽しみにしておいてください。
平成12年9月 放射線技師研修会代表 矢野雅昭
今年のETRTのテーマは、放射線技師の 3S としました。
患者中心のチーム医療に貢献すべく、コメディカルの一員として、患者さんの立場にたった診療放射線技師となれるように、放射線技師の 3S としました。
3S とは、“smart に skill の高い画像を speedy に”であります。あなたが患者さんになった時に出される放射線技師に対する答えだと思っております。
平成13年1月 放射線技師研修会代表 矢野雅昭
昨年末から準備を始めてきた“愛媛放射線技師研修会ETRT”のホームページ作成が、アサヒネットワークサービスさんのご指導のもと順調に進み、この度立ち上げることができました。
過去にさかのぼり個々が発表した演題について、現状に即した論文にするため、アップデートした形での投稿をお願いした。
平成19年3月 放射線技師研修会代表 矢野雅昭