「当院での東芝製CT16列MDCT(Aquilion)の使用経験」

大垣市民病院 市川秀男

 

概要

平成16年2月21日、当院の中央放射線室に東芝製16列MDCT装置(Aquilion

が導入され、新しくMDCT検査が追加された。そこで

1)新しいCT室の紹介とネットワークシステム

2)追加されたMDCT検査法、及び画像処理

3)RTのレポートの作成

4)第60回日本放射線技術学会総合学術大会について報告した。

 

・主な使用装置

CT装置;東芝製16列MDCT(Aquilion

画像処理装置;3次元ワークステイション(ZIO社900 Quadra

造影剤注入器;根本杏林堂DUAL SHOT

ドライイメジャー;富士フィルムDRY PIX 7000

読影システム;DICOMビューワー、レポータ端末器 

夢見堂サーバー(ネットワークシステム)

  MDCT装置の機構、装置の性能、機能、MDCT室の備品、操作機器機器及び取り扱い。

  画像処理装置(ZIO)の取り扱い。

・当院のCT受付・読影システム(Aquilion,X-peed,X-force,X-visionの4台)を紹介、

簡単のMDCT検査取り扱いマニアルの説明

  新しく追加されたMDCT検査法及び有用性症例を紹介した。

(脳機能、心臓機能、肝臓、膵臓等の3相、4相、肝重量計測、手術計画用バーチャルエンドスコープCT(胃、大腸、胆嚢、声門等)、3D血管、整形(骨、靭帯等)、CT透視下生検及び処置等の実例を紹介した。

最後に、第60回総合学術大会の報告として、今回特に、MDCTの発表は多かった。

MDCT装置の開発、基礎的ファントム実験、画像特性、被曝、検査法、造影剤の注入法、臨床応用等詳細に述べた。

 

 

 

 

 

 

 

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